エヌエッチケー。

月曜から娘が発熱し、二日間軟禁状態です。
娘が寝ている間に、最近はまたテレビをつける時間が増えてきています。前は娘が寝ている時もテレビをつけずに静かに過ごしていたけど、今はいろいろ情報を得たい気分らしい。
NHKをよくつけているんですが、昨日やっていた"ドキュメント72時間"は、泣けて泣けてしかたなかった。「恐山 死者たちの場所」という特集で、恐山に訪れる様々な人の想いを映しているドキュメンタリーでした。観光気分で恐山に来る人の笑顔と、亡き人の声を聞きに来る人の思いつめたような、遠くを見るような表情のコントラストに目を奪われてしまったし、それぞれが会いに来た今は亡き人のことを懐かしそうに語る様子に、涙が止まらなかった。
数年前に奥さんを亡くした60-70代の男性が「妻はよく尽くしてくれましたよ、生きている時は言えなかったけど」と後悔の気持ちを涙を浮かべながら語る姿。孫を出産したあとすぐ亡くなってしまった20代の娘さんの両親が「(数年はしきたりとしてここに供養に通っていたけれど)もう来たくないですね」と苦笑いする姿。誰からも、言葉に出来ない悲しみを感じました。
こういう番組を、自分が弱っている時にタイミング良く見たのも、なにかの巡り合わせかもなーと思ったりして、生きている私は一生懸命生きなくちゃなあと思わされるのでした。