ようこそ!

5/11、AM4:08に無事に女の子を出産することができました。
陣痛開始から9時間、入院から4時間の安産で、しかも陣痛が始まってから入院するまでは「これ…陣痛なの?」という程度だったので非常にあっという間の出産でした。
自分の身体の中で人が一人作られてそれが出てくるなんて、改めて不思議な体験だったー!
陣痛〜出産までの記録を、覚えてる限りで残します。
5/10は新月で大潮だったから、“本格的な陣痛がくるかもしれない…”と朝からなんとなく思いつつ、いつも通りに過ごしていた。お母さんと近所の喫茶店でランチをして、スーパーに行ったりブクオフで漫画を立ち読みしてくすくす笑ったりして(怪しい)、いろいろと活動しつつも、今思うと歩いているだけでいつもよりもお腹が張りやすかったり足の付け根の痛みが強かったような気がする。
日暮れまで何事もなく過ごして、雨も降ってきて静かな夜になったころ、19時を過ぎたあたりから下腹部の鈍痛が規則的になっていることに気がつく。時計とにらめっこしながら痛みの感覚を測ると10分間隔だった。でも、これまでもこういう痛みはあったし、まだまだ全然痛みは弱いし、波のある生理痛といった感じで決め手にかける。
その後、21時過ぎから5分間隔になっちゃったりして、でも痛みは弱いしな〜…と気になりつつお母さんと2時間サスペンスを見たりして、なんとなくドキドキ。そわそわして入院準備の最終確認をしてみたり、今になって命名書をPCで作ってみたり(結果的にこれがすごく役立った!・笑)。
22時、もしもの時に備えてシャワーを浴びておく。入院、出産後はしばらくそれどころじゃないって言うし。シャワー後は一旦痛みが遠のいた気がして、首を傾げつつそわそわ。そういえばこの頃おしるしもあった。
なんだかんだと23時過ぎまで規則的な痛みは続いたけど、いつもよりは痛いかな?と言った曖昧具合だったので、とりあえず神奈川にいる夫に電話してみる。すると、「それ、陣痛じゃない!?病院に電話してみた方がいい」と即座に言われたので、23:40に病院に電話。「えっと、少し前から規則的な痛みがあるんですけど…でも我慢できるくらいで…ちょっとわかんなくて…」と医療関係者としてはあるまじきぼんやりぶり。とりあえず診察するとのことで、兄弟に車を出してもらい、小雨の中、日付が変わる頃に産院へ。
産院で診察してもらうと、助産師さんが開口一番「うん、破水してる」というもんだからびっくり!全然気づかなかったよ…高位破水だったそうです。母親学級や入院案内で高位破水のことは聞いていたものの、やっぱり気付かないことってあるんだなー。こわいこわい。この時点で子宮口5cmで、破水もしてるから入院決定となる。
入院の荷物を部屋に運んだりいろいろ作業をしてたら、その様子を見ていた助産師さんに「…本当に陣痛きてる?」と言われたりしました(笑)。どうやら私は痛みの閾値が高いタイプみたいで、顔にもほぼ出ていなかったらしい。それが良いか悪いかは別として、出産するにあたってはかなり助かったと思います。
本当に辛くなったのは、午前1:30を越えたあたりから。陣痛が2-3分間隔になって、ちょっと強めの生理痛から子宮がよじれるような強い痛みに変化。でも、陣痛でよくいう“我慢出来ない痛み”ではなかったから静かに耐える。耐えるうちに、2時過ぎに子宮口9cm、3時半過ぎに全開大でいよいよ分娩台へ!定期的に診察にきてくれる助産師さんから痛みが変わって強くなったら教えるように言われるも、だんだん強くなる痛みに、助産師さんに知らせるタイミングがつかめなくてぼんやりしてたら、ついに「ここ(陣痛室)で生まれちゃうでしょ!」と叱られる。こんな時でも気を遣う性格をどうにかしたい。
分娩台へ登ってからは、破水→いきみで30分程度で出産。いきみが下手で産婦人科医から怒られまくるが、その頃には私も必死でほぼスルー。結局助産師さんがポンプのようにお腹をガンガン押しまくってくれて、赤子がスポンと生まれ落ちたのでした。気付いたら下の方にドゥルンとした生物が出てきていて、おぎゃあと泣いてくれました。陣痛が強くなってからは結構辛かったけど、この人間ポンプされた時には死ぬかと思った!だって、思いっきりお腹を押されてるのに息止めろっていうんだよ!?痛くて死ぬんじゃなくて、苦しいのといろんな衝撃で意識が飛びそうでした。
そんなあれこれの果てに、いきみが下手なお母さんからなんとか3064gの娘が誕生!分娩台のまま抱っこさせてもらい、「小さい〜( ´ ` *)」といったら「そうでもないよ」と助産師さん。まあ、3000g以上あるしね(笑)。ちょきんと切られた会陰を縫合しつつも、先生は尚もいきみが下手だったことについてご立腹で、へへへ…と笑ったらもっと怒られた。怒られたってなんだって、無事に赤子が誕生出来て良かったー‼
助産師さんから、痛みを我慢しすぎということと、次のお産はもっと早く生まれるかもしれないから早めに病院にくるようにと諭される。ご心配おかけしました…。
そういう訳で、初めてのドキドキの出産は、雨降りの真夜中に静かに始まり静かに終わっていったのでした。非常に面白い経験だった。
余談ながら、みんなが寝静まっている間にさくっと出産を済ませたため、起きてみたら出産が終わっていて夫も家族もさぞかし驚いたそうです。安産で良かった!
ついに母になってしまった訳ですが、これからは親子3人で楽しく頑張って生きていきたいと思います。