しあわせになろうね。

恋人のお気に入りのブーランジェリーでランチの予定で、普段はあまり降りない駅で11時半に待ち合わせ。だけども待ち合わせ時間に恋人から遅刻メールが入り(平日が忙しいので想定済み)、そのあたりのファストフード店で時間をつぶしてみる。頼んだカフェオレがおいしくなすぎて思わずきょろきょろしてしまいました…。「何かの間違いかもしれない…」って。しばらく本を読んで、それで恋人と合流。恋人はとても恐縮していたけど、平日の睡眠時間を考えたら、お休みの日に少しでも多く寝ることが出来て良かった、と思う。
恋人のおすすめパン屋で恋人のおすすめサンドを食べながらいつもどおりとりとめもなく話す。話す話す。おすすめサンドは、生ハムとパルミジャーノチーズときのこが入っていて、とてもおいしかった。恋人は、何度作ってもこの味が出ない、と言っていたけれど今度一緒に作ってみたい。
ランチが済んだら、今日のハイライト、物件探しへ!駅近い不動産屋をしらみつぶしにまわりまくる!希望家賃が安すぎるとか希望の物件がないとか言われて物件探しに難航したり、なんなら家を買いませんか?4000万円です、とか言い出すミラクル店員がいたりして、なかなかエキサイティングな時間でした。見に行く物件物件が一長一短で決断には及ばず、結局今日はこの街の物件の相場や雰囲気を知れて良かった、というあたりで落ち着く。また仕切りなおして探しましょう。
恋人が18時に横浜のレストランを予約してくれたということだったので、予定では早めに横浜にいるつもりだったのだけど、ぎりぎりまで物件を見て回っていたので、横浜に着いたのは18時。私あわてる。しかし、準備の良い恋人は、「こういうこともあろうかと予約は18:15にしてるから大丈夫」と言い出したので、全く抜かりない人だと感心。恋人の後をついて行ったら何故か綺麗なホテルに入っていって、少し気後れした。なんだかリッチな夕食なんだなぁ、きちんとした格好をすれば良かったなぁ…、とぼんやり思っていたら、エレベーターはホテルの最上階へ。随分リッチな晩餐?と完全にいぶかしんでいたけれど、横浜を一望できる席に案内してもらって「わー!」って楽しくなってしまっていろいろ吹っ飛んで、横浜の夜景を見ながら楽しく食事。
普段飲まないカクテルを飲んだり、おいしいごはんを食べて、今日も良い日だったね、きっと良い物件が見つかるね、って話しているうちにデザートに。ジャスミンの香りのするブリュレを食べていたら、急にウエイターさんが「記念に」と言って写真を撮ってくれた。随分テンション高いお店だねー、と言っていたら、恋人がおもむろに立ち上がって、荷物の中から少し大きな箱を取り出して、私にくれた。プレゼントって。全くプレゼントを貰う予定が思いつかなかったので「?」と思って開けてみると、記念の日のたびに恋人がくれるプリザーブドフラワーだった。それもいつもより大きいサイズ。白とピンクのバラでとっても可愛い。嬉しい嬉しい、でもなぜ?って「???」はてなだらけで動揺していたら、「話したいことがあってね」と恋人。「こうやって一緒に住む家が探せて本当に嬉しい。付き合ってそれほど期間が経っていないのに一緒に住みたいといった時に、引かないで喜んでくれてすごく嬉しかった。それで、もちろん一緒に住むだけじゃなくてその先のことも考えていて、君と家族になりたいと思っているんだ。」と突然のプロポーズ。本当に頭が真っ白になった。恋人は、告白もプロポーズも全部突然な人。でも、何故か絶対に誠実だって信じられるから不思議。私たちは実際半年しか付き合っていなくて(バラも6ヶ月記念のプレゼントかと思ったくらい)、そんな私となぜ結婚を考えられるの?と聞いたら、「付き合った期間じゃないんだなって思ったんだよ。もうこの気持ちは絶対に変わらないと思ったから。」と言われて、思わず泣いてしまった。ずっと、プロポーズされたら絶対に泣いてしまうだろうなぁと思っていたけれど、まさに現実のものとなりました。「大事にするよ。きっと幸せにする。」だなんて言われて、涙がぽろぽろしちゃってどうにもとまりませんでした。一緒に住むことを決めた時点でもちろん将来的には結婚したいな、と思ってはいたけれど、いざこうやってきちんとプロポーズしてもらうと、なんだか胸がいっぱいになってしまった。目の前にいるこの人は、なんで私なんかと一生をともにしようと思うんだろう、と心から不思議に思う。でも、私も飽きたりなんてしないから一生私に飽きないでほしい。大事にするから一生大事にしてほしい。そして、一緒にしあわせになりたい。