ル・シネマ1にて

ブロードウェイ♪ブロードウェイ


映画然として大々的に予告していたイメージがあったので、いかにもドキュメンタリな構成や映像に一瞬面食らったものの、すぐに華やかなブロードウェイに辿り着くための厳しいオーディションの世界に引き込まれる。個人的に、最初のうちは外人の見分けがあんまりつかないという残念な状況に陥ったりもしたけど、候補が淘汰されていくうちに各キャラクターに合った何人かが浮き上がってきて把握することが出来たので良かったです。
それにしても、ああやってひとつの役を掴み取るために何人かが同じ歌を歌ったり演技する様子を並行して見せられると、キャラクターの感情が伝わる歌い方や演技が出来ているかどうかが一目瞭然で、本当にシビアな世界なんだと実感した。長い時間かけて数千人の中から選ばれた俳優たちの、役を掴み取った瞬間の表情がすごく素敵だった!特にクリスティン役のクリッシー・ホワイトヘッドがものすごく可愛い!一目見てファンになった!素晴らしい笑顔!オーディションというのは、もう本当胸が苦しくなるくらいにドラマティックですね。